大学時代のお友達から、
「お前は最後の希望だ」と言われた。
彼はもうずーっと同じ会社で働いてただ平凡な毎日を送っていくだけだと語っていた。
今更、何か新しいことをやるわけでもなく、転職するのも面倒くさいし、もう何もしたくないんだと。
それに比べてお前は、会社を辞めて無職になったら何でもし放題じゃないか。と言われた。YouTubeやるのか、音楽作るのか、小説を描くのか何になるのかわからないけどせっかく自由を手に入れるんだから何かしらで一発逆転をして有名になってくれ。
同世代最後の希望だ。と言われた。
本人はバカにしてるのが9割だったが、なんか1割くらい本気で言っていたような気がする。
まあ仕事を辞めた人間がどのように堕ちていくのか興味があるのだろう。
おそらく皆さんもそうだろう。
まあ自分に有名になれるようなカリスマ性、独創性などは全くの皆無だが、ここで何年か無職になったらまあほかの人ではできないような経験ができるとは思う。
彼も自分も普通のレールに乗っかってしまった。
普通に高校を出て、大学を出て、惰性で就職をしてしまった。
大学で手に職をつけるわけでもなく、資格の勉強をするわけでもなく、何かに挑戦するわけでもなく、ただアイドルを追いかけてラーメンを食って、草野球と競馬をして大学生活が終わってしまった。
そして普通に就職。
この就職先がゴミだったことはこのブログで何百回もお話しした。
ゴミだったのもそうだが、そこには社会に適合できてない自分もいた。
誰よりも普通ができない人間が、普通のレールに乗ってしまっていた。
それはみんなと同じでいいやという学生時代の「逃げ」から始まっていたのだった。
普通に高校、専門あるいは大学を出て普通の企業に就職して仕事を続けて結婚して子育てして家買ってみたいな当たり前、これが現在の普通である。
就職をしてみて、普通に仕事をすることができない、ましてや結婚も何もできない。
という事に気づいた。いや薄々気づいてはいたが目を背けていた。
そして今、目の前にあるのはいわゆる普通ルートからのリタイアであった。
いわゆる普通ルートを外れた人間が自分の周りにたくさんいる。
ロックバンド組んだ人
作曲家になった人
俳優をやってる人
シンガーになった人
絵をかいてる人
某大手通販サイトの倉庫でバイトしていたときも、一般会社に就職できなさそうな人間をたくさん見てきて、あ、こういう生き方もあるんだと学ぶことができた。
こんなことを学んでよかったのか(笑)
普通を押し付けてくる社会がある。
これが普通だ。これで生きなきゃいけないんだ。
週5で仕事をして生きていかなきゃいけないんだ。って。
どうせ早く○ぬからもういいんだよ。
この時代そんな長生きしてもいいことないだろう。
相手とかもいるわけでもないし、守るべきものもないし。
まだ楽しませてもらうけど。
もう好きなように生きさせてくれ。
まず仕事を辞めさせてくれ。
まあ辞めるんだけど。