のびしろしかないわ

無職(25)のくたびれ日記

私の実家

今週のお題「わたしの実家」

 

それはボロい社宅だった。

小学校低学年まで住んでいた場所はとにかく狭かった。

同級生の中で1番家が狭かった。

それがなんか悔しくて、ただ、いくら探しても自分の家より狭い家などなかった。

 

しかし、その家には小さな芝生の広場があった。

そこで社宅の壁に向かってボールを投げて野球の練習をしたり、

時には何人か集まって狭いなりに野球の試合もできるくらいだった。

学校の帰り道にあったので、下校中の野球好きが飛び入り参加をしてくることもあったので、そのおかげで年上年下関係なく友達が増えた。

 

そんな日々も終わり、小学4年のある日近くの一軒家に引っ越すことになった。

あんなに嫌だったボロ社宅ではあったが、なんだかんだ思い出の地でいざ離れるとなると少しさみしかった。

 

自分たちが引っ越して数年経ち、社宅に住んでいる人間が全員引っ越したので取り壊しが決まった。

住んでた家が壊されるっていうのはなんか複雑な気持ちというか、

まあどこか寂しさもあった。

 

そんな中学生のある日、ある友達から衝撃的な一言が。

彼は社宅の広場で一緒に野球をして仲良くなった人物だ。

「昔のお前んち、遂に取り壊されたな。てか、あの家少し傾いてたよな(笑)」

 

「傾いてた?????」

 

あの家、僕が住んでる頃から傾いてたらしい。

 

今となっては一軒家に住んでもう15年以上。

自分の帰る場所である。

家の駐車場が狭いとか不満はあるが、気に入っている。

住宅ローンはあと何年残ってるのかは知らないが、完済はまだまだ先であろう。

親父もだんだん定年に近づいてきているが、まだまだバリバリ働いている。

そんな中、無職になって実家に戻ってしまう自分がいて、申し訳なさがハンパないが、

とにかく数か月で仕事を見つけなきゃなあ。

 

たまにあの傾いている家にも何となく戻りたくなるけど、

そこにはもう跡形もなく、別の一軒家が何件も立ち並んでいた。

 

一緒に野球をした友達のみんなはあの家のことを覚えているかなぁ

 

 

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