このページにたどり着いた人のほとんどは仕事をしているだろうし、
今後も無職になる予定の人もほとんどいないだろう。
あるいは家庭を持って専業主婦になる人がいるくらいか。
ただ、この先何があるかわからない。
ひょんなことで仕事を辞めたくなる可能性だってあるし、クビになる可能性だってある。精神を病む可能性もある。
自分だってこんなことになるとは、入社した3年前までは思ってもみなかった。
今後無職になろうとしている人にはもしかしたら少しは参考になるかもしれない。
会社を辞めると知られたとき、決まって言われるセリフがあった。
「次は決まってるの?」
決まっているわけがない。
次の仕事何やるの?って聞かれるの結構ストレス。
— 🎱 (@musyokudesuga) 2022年1月16日
無職だよ!!!!無職!!
まず、この質問攻めに耐えなければいけない。
もし会社で自分の前の部署みたいにしっかり孤立しているのであれば話しかけられることはないのでこんな質問はされないだろう。
上司への説得
ここが意外と難しい場合がある。
次が決まってないのなら辞めさせることはできない。と止められていた前の部署での経験を生かし、今回はあたかも次が決まりそうな雰囲気を出していた。
というのも、転職活動を少ししていて、面接まで進んだ企業もあった。
つまり選考中だったわけで。
結局、その業界を調べていくうちにあまりよろしくない業界だという事が発覚し、
選考が進んだ企業も条件が悪かったという事もあり、転職活動は心が折れてしまった。
ちょっといろいろ事情あって転職活動心折れたので年明けから無職ほぼ確定です。
— 🎱 (@musyokudesuga) 2021年11月1日
転落人生です。
しかし、上司には次が決まりそうと言っていたので、どう乗り切ろうかなと思ったときに、
内定が決まった企業は未経験だと条件が悪かったので
数か月勉強して資格を取ってから、就活をする。
その方が入りやすそうだし、条件も良さそう
と嘘をついた。
こうしてあいつはやりたいことがあるとわかってくれて、何とか退職を認めてもらうことができた。心は痛かったが、辞めるにはそうするしかなかった。
前の部署では上司ガチャに失敗していたので、この方法すらできなったかもしれない。
とりあえず会社では、今後、やりたいことのために勉強をするということで話は収まっていた。しないけど。
どちらにせよ、次が決まっている雰囲気を出しておいた方がいいし、良心などは自分のためにいったん捨てて、嘘をついた方がいい。
親への説得
ここも重要だろう。
親と完全に縁を切っている人であれば、ここは問題ないのだろうが、そうもいかない人が大多数である。
親は基本的に辞めるなら次を決めてから辞めなさいというスタンスであったが、出張から10日間近く家に帰ってこれない息子、休日なのになんか出勤させられている息子、明らかに日に日に痩せこけてゴボウみたいになっていく息子を見て察したのだろう。
異動して実家を離れてからも帰りが日を跨ぐことも多く、忙しさ+疲労で全然連絡が事もあった。
転職活動をしましたが、どこも条件が悪そうだったという事。
今ここで焦って転職するより、一度辞めてじっくり探すという事。
貯金はこれくらいしたので(新卒3年目にしては多い額)半年くらいは生活できる
という旨を親には伝えた。
説得完了。
基本的に昔から放任なのでこのへんはどうこう言われなかった。
無職になるのであれば、ある程度金は貯めなければならないと思っている。
自分は入社して間もない頃から「あぁこの会社ヤベえわ」と思っていたので、いつ辞めてもいいように貯金はしていた。貯金をしていたというよりも、物欲がなく、高い買い物などほとんどしていなかったというのが正解か。
お金がなくて無職になる人も今からでも遅くない。貯金は少しでもしておいた方がいい。
世間体
ここも重要。
親戚、友達、彼氏彼女、ご近所さん。
無職だと聞いたらどんな反応をするだろうか。
幸い、自分の友人も、定職についていない奴が一定数存在する。その中ではまともに働いていた方だったし、自分の会社のブラック具合を友人は知っていたので、友人たちは「お、やっと辞めれたかw よかったな。」くらいの話で済んだ。ありがてえ。
ただ、もし合コンとか行くことがあったら(ない)無職です。と言わなきゃいけないのは恥ずかしいし、マッチングアプリで出会った女性に(出会わない)無職です。と言ったら容赦なく背中を向けて逃げられるだろう。
あと仮に事件を起こしてしまった場合(起こさない)無職 〇〇〇〇容疑者(25)と出ることは間違いない。
あと、おじいちゃん、おばあちゃんに関してはマジでごめんと思ってる。
お前らにもその覚悟はできているだろうか。
仕事を探すか
とは今のところならない。
イラストで食ってく。とか、音楽で食ってく。とか、役者目指す。とか、プログラミングしたい。とか。そういう夢ややりたいことなども特にない。
人より文章を書いてるくらいだろうか。
しかしこれは残念ながらなんのお金にもならない。
会社員時代に申し分程度に買っていた株も全然儲けていないし、あんなに数十万勝っていた競馬もそのことが嘘のように全く勝てなくなってしまった。うぬぼれていた。
なんか少し副業チックな収入があれば、もう少し気は楽だったのだろう。
今無職になろうとしている人は、何か稼げそうな分野を探しておくといいかもしれない。
まあそれが出来たら苦労しないっつう話か。
しかし、何かをしなくてはいけないわけで。
前のブログでも言及したが、資格はこの時間のあるうちに何かしらとっておくべきだと思う。
会社から社労士事務所を経由して、離職票が届いた。
これをハローワークに持って行って、申請をすれば一定期間失業保険ってのがもらえるらしい。
それがもらえなくなったらいよいよやべえって思い始めるんだろうな。
※失業保険の貰い方は割と需要ありそうなのでのちに記事にします。ぜひご覧ください
KICK THE CAN CREW「アンバランス」
という曲でメンバーのMCUのバースにこんな歌詞がある。
別にやらねーわけじゃないぜ
ママ&パパその話はちゃんとまた
次の次のまたその次
の次の日にでもまあそのうち
今はちょっと目が離せなくて
先の事だけは話せなくて
今日は今日明日は明日だ
ねーだからやめてマジな話はさー
~
そのうち何とかなるぜ将来は
だから見守ってちょーだいな
という歌詞がある。
今まさにこれで。
まさかこの歌詞が自分に当てはまるときが来るとは思いもしなかったが。
無職に向いている人
物事には向き不向きっつうものがある。
残念ながら、どうしても人に必要とされたい人、人の役に立ちたい人、日々を忙しくしていたい人、誰かと会いたい人にはこの仕事(無職)をオススメすることはできない。
暇こそが人生、暇こそ素晴らしいという人、あとは一人でうまく時間が潰せる。
そういった人にしかこの仕事(無職)は向いていないので、そこは要注意である。
あと、無職に人権はない。
実家に戻った場合、不平不満などを家族に言うなどもってのほかだ。
実家に毎月入れる1万5千円で今後しばらくは人権を保っていくことになりそうだ。
いくら仕事を辞めたいからと言って先走ってはいけない。
最後に
辞めたい辞めたいと言っている人でほんとに会社を辞めていく人はごくわずかである。
そして辞める人は次をちゃんと決めて辞めていく。
当たり前のことだが、自分にはそれができなった。
彼女がいたり、奥さんがいたり、子どもがいたりした場合はまた違う結末になっていただろう。それは何となくわかる。
ただ、守るべきものも何もない今の自分に、あれだけ嫌な思いをして、しんどい思いをして週5~週7で働く意味をどうしても見いだせなかった。
現在、無職である(n回目)
この現実をあなた達は受け入れられるだろうか。
誰からも必要とされてない、一人ぼっち、周りの皆は一生懸命働いている。
この事実を受け入れられるだろうか。
それができるのであれば、こっちの世界で喜びや悲しみを分かち合い、共に生きていこうではないか。
仲間、大募集中!!!