今回は牛丼店調査。
なくなった牛丼チェーンから、残り僅かな牛丼チェーンまで調査してみた。
現在、主な牛丼チェーンとして挙げられるのは
吉野家
すき家
松屋
の大手3社になか卯が続いているという状況。
その他にはどんなチェーンがあったのか、絶滅してしまった牛丼チェーンを独自に調査してみた。
東京チカラめし
残り店舗数:2 ※東京チカラめし食堂を含む
当時は都内で「あ、ここにもある!」レベルであった印象。
今で言うまいばすけっと的な(笑)
もう全部なくなったと思っていた方も多いのではないか。
低迷の要因としては、店舗を急速に拡大させたためスタッフの人材育成が間に合わなかったのと、人手不足でオペレーションが回らず、サービスの低下。また、牛肉や米の高騰も要因に挙げられる。また、当時は味が落ちたとも言われていた。
閉店した東京チカラめし 新鎌ヶ谷店(千葉県)
東京チカラめし としては関東最後の店舗となった。
ちなみに新鎌ヶ谷店が閉店し、大阪新日本橋店の1店舗のみの状態が続いていたが、2024年5月、九段第二合同庁に東京チカラめし食堂がオープン。
東京にチカラめしが戻ってきたのである!
牛丼太郎(~2012)
1983年頃から株式会社深澤が展開していた、知る人ぞ知る牛丼チェーン。
最盛期は東京23区に13店舗出店。
低価格にこだわっており、伝説のメニューと言われている納豆丼が200円、牛丼の並盛も一時は200円という驚異的な価格で提供していた。
しかし、牛丼チェーン3社による競争の激化に加え、2003年末からのBSE問題もあり、徐々に業績は悪化。そこから回復のめどは立たず会社は倒産。2012年に全店終了。
しかし、丼太郎と名前を変え、復活。現在は茗荷谷店のみ店舗が残っている。
丼太郎 茗荷谷店
神戸らんぷ亭(~2015)
1993年、ダイエーグループの一員として設立。
95年には牛丼チェーン店としては早期の段階で価格を290円まで下げたり、2010年には醤油を使わない「塩牛丼」を開発したりといった経営努力を行い、一時期は50店舗ほど展開し、長年店舗数でも大手3社、なか卯に次ぐ5位であった。
しかし、大手4社との争いには勝てず、2014年、一部店舗をカツ丼専門店かつ丼屋に転換。その後2015年に、マックグループ(現・株式会社ガーデン)に回収され、同株式会社が運営するラーメン店、壱角家への転換が進み、2015年に神戸らんぷ亭は全店閉店。銀座店のみ銀座らんぷ亭として2017年まで営業。
しかし、牛丼は取り扱っていなかったようである。
かつてダイエーグループはドムドムハンバーガーも運営をしていた。
全盛期は400店舗展開していたドムドムも現在は30店舗程。
しかし、独自バーガー路線で何かと話題のあるバーガーチェーンである。
〈その他絶滅危惧種牛丼チェーン〉
どん亭
新城店(神奈川県川崎市)
しゃぶしゃぶの方ではなく牛丼屋の方。
七輪焼肉安安を運営している株式会社富士達が経営。
都内、そして沖縄を中心に展開していたが現在はFC3店舗のみとなっている。(そのうち2店舗は沖縄)
牛丼とカツカレーを組み合わせたどんスペなどの独自のボリューミーなメニューで知られる。
また、沖縄では沖縄そばも食べられるとのこと。
まとめ
いかかがでしたでしょうか。
懐かしい名前を思い出した人が多いのではないでしょうか。
しかし、牛丼チェーンの運営は肉の価格の高騰などもあり、なかなか難しいのかもしれません。その中でどのように肉以外で人気を集めるか(うなぎ、カレー、朝定食など)、また、他チェーンとの差別化と言うのもかなり重要になってくる気がします。
とはいえ同じようなチーズ牛丼とかネギ玉とかどの店でもやってますが(笑)
もしかしたら、数年後はあのチェーンもあのチェーンもなくなってしまうのかもしれません。何があるかわかりませんしね。
⇩後編
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