あの、4000万が振り込まれていたニュース。
新人のミスらしい。
という事で何となく新人時代を振り返ってみる。
まあ本当に社会不適合者なわけで、そして頭も悪い。
皆が当たり前にできることを俺は何一つできなかった。
大学を卒業して入った会社で配属は食品系会社の営業の部署だった。
まあ総合職での採用だったので、営業以外もあり得たし、全国各地に営業所があるのでそれも含めてどこで何をするのか非常に不安だった。
だが、蓋を開けてみれば都内で営業という平凡(地方配属の人はこれを羨ましがる人もいた。申し訳ない)な結果であった。
結局、1年目の夏に同じチームに欠員が出たため、その人の分の担当をすぐ持たされたが本当に何もできなかった。今振り返ってみても何もできなかったなあと思う。
何を話したらいいかわからない
会社という組織においても、取引先もそうだが年上の人とまともに会話ができなかった。というか変な奴が思ったよりもがたくさんいた(おまえもだろ)
というか雑談の能力が皆無のため、ヤベヤベッとなって商談でも勝手にパニックに陥ってしまっていた。
というか人自体があまり好きではない(お友達とかは好きだよ)というか他人に興味がないのでかなり致命的である。
何をすればいいかわからない
察することができない。
この人が今何をしてほしいのか、何に困っているのか。を察することができないため営業ができなかった。
仕事でも一緒で何をするべきかわからないから、自分から行動ができなかった。まぁというか自分から張り切って行動しても空回りするタイプなので張り切ってもしょうがないといつからか思うようになっていた。
これは日常生活においても同じでバーベキューとか行ったときに本気で何をしたらいいかわからず(手伝う気持ちはある)突っ立ってる類の人間である。
→あいつは何もやらない、気が利かない という評価になる。
頭の回転が悪すぎる
会話にならない。返しができない。上司の言ってることもあまり理解できなかったし、自分が何がわかってないのかもよくわからなかった。というかあまり教えてもらえなかった。あと、電話等でお客に何か言われると何も返せなくてとりあえず電話を切っていた。商談でも上手い返しができない+商品の知識不足のためどうすることもできなかったし、客の言ってることもあまり理解できなかった。あとよくあるのが研修など、面接とかでもそうだが、質問ありますか?みたいなやつ。あれもいつも何も思いつかない。
極度のあがり症
基本的に感情の起伏があまりないのだが、緊張の感情だけは人一倍。これには昔から悩まされている。人の頭が10個以上見えると突如、手足声のお得な3点セットが震えてしまう。まあ声に関しては全く出なくなる時があるので、発声障害の類だという事は何となくわかる。
これでプレゼンが大失敗したことは一生忘れないだろう。上手く喋れない→パニック→頭真っ白の悪循環だった。
一個の商談でもなかなかキツイものがあった。
教育方針
そんなものはなかった。新入社員を受け入れたことがあまりない部署だったらしく、最初は何をやらせていいかわからなかったようで、4.5月頃は完全な社内ニートになっていた。担当先を持ってからももちろん忙しく構ってられない。みたいなことしかなく、まともに教えを受けたことなどなかった(それが当たり前なのかもしれないがバカだから教えてもらわないとわからない)とにかくやらせて失敗させて覚えさせようとしていたみたいだが、失敗が許容できるキャパをとっくに超えてしまった。
というか俺には失敗させて覚えさせるという名の教育放棄にしか見えなかった。
そもそも
昔からやる気がない人間である。部活で帰れと言われたら平気で帰るタイプ。熱い思いがない。とは言いつつも一応やる気を持って入社したわけだが、失敗が多く、わからないことだらけで「どうせやってもまた怒られるんだろうなあ」というモチべの低下につながり、やる気が完全に薄れていた。目標は数字がどうこうというよりは常に早く辞めたいというのが目標だった。
褒めて伸ばされるタイプ
褒められたことは正直一回もなかったし(まあこれは俺があまりにもレベルが低かったせいだろう)いつも何かにつけて怒られていた。良かれと思ってやったこともグチグチ言われたし揚げ足を取るのは上手かった。最初何も教えないくせにね。教えないくせに揚げ足取り。これ一番ダメないタイプね。少しでもどこか肯定してくれたら気持ちは楽だった。それでも悔しいから頑張ろうとかはない。怒られたから今日はもう早く帰ろうの精神。
最後に
本当に会社という組織にはいつまでたっても慣れなかった。
そもそも俺が無能すぎた。教えてもらえない、手本を見せてもらえないとできない。有能で要領がいい人は少し教えてもらうだけで全貌を理解してチャチャッとこなせるんだろうが、俺は1から10いや1から100必要だった。おまけに人と話せない、頭も悪いのおまけつき。やる気すらないの3拍子揃った選手。いいところは1つもなかった。まあぶっちゃけ会社側は頭を抱えていたと思うが、俺も頭を抱えてたよ。上司ガチャも失敗してたし。
会社で何か結果を残せただろうか。使ってもらってた商品の取り扱いが終了してしまったり、それどころかまともに契約をとれたこともなかったかな。「あぁやっぱり今日もダメだったわ」みたいな。まあ成功体験がなかったから成功の仕方がわからなかった。それでも1日の目標は早く帰ってプロ野球をみることだったからね。呆れちゃうよね。
言いたいことは山ほどあるがこの辺までにしておく。