のびしろしかないわ

突発的に調査したものをブログに綴っています。

【音楽】TikTok時代の一発屋アーティストを考える

音楽のブームが最近ではTikTokから生まれているが、その中で一発屋と呼ばれる歌手は存在するのだろうか。

気になったので少し調査してみた。

※決して本人たちを否定する記事ではございませんし、その後の活躍もしっかりと追っています。

 

瑛人


www.youtube.com

やはり一番最初に上がるのはこの人だろう。

2019年リリースの「香水」がTikTokを中心に話題に。

発売当時は注目されなかったが、TiKTokでの歌ってみた動画などの投稿をきっかけに、2020年4月 - 5月にかけて主要音楽チャートにランクイン。ブームとなって以降はチョコレートプラネットや香取慎吾らが自身のYouTubeチャンネルでカバー動画を公開し、こちらも話題に。ミュージックステーションや、紅白歌合戦にも出場し、見事その年の代表的なヒット曲となった。

なお、MVの再生数も1億回を超えており爆発的なヒットであったと言える。

その後はタイアップやCM曲などをリリースするも、昨年発売のアルバムはオリコンランキング140位とヒット時の勢いは落としてしまっている。

しかし、最近の活動ではタイでのライブや香水のタイ語バージョンをリリースするなど、タイでの活動が増えており、タイで謎の人気を誇っている。

 

川崎鷹也


www.youtube.com

ご存じ川崎鷹也。

2018年リリースの「魔法の絨毯」

こちらも発売当時は一切注目されていなかったが、2020年夏頃にTikTokで「魔法の絨毯」を使ったVlog・カバー動画が増加。最初に注目を集めたのは無名のカップルが投稿した動画だと本人は述べている。2020年12月の時点でTikTok内で2億2千万回再生されており、MVの再生回数もYouTubeで8000万回を超えている。

発売から2年以上経った2020年12月21日付のBillboard JAPAN新人チャート【JAPAN Heatseekers Songs】で初の首位を獲得。その後も首位を獲得し、通算6度の首位を獲得している。2020年10月1日〜7日集計、10月8日〜14日集計によるSpotify「バイラルトップ50(日本)」でも1位を獲得など、こちらもかなりのヒットだったと言える。

同じアルバムに収録されている「君の為のキミノウタ」もMVの再生回数はYouTubeで2000万回越え、「サクラウサギ」も500万回再生近くを記録しており、こちらもヒットといえばヒットだが、「魔法の絨毯」と同等の知名度までには至ってない。

 

Rin音


www.youtube.com

ラッパーのRin音の「snow jam」

ノンタイアップ曲ながら、TikTok等のSNSを起点に注目を集め、2020年3月19日付のSpotifyバイラルチャート「バイラルトップ50(日本)」で1位となったほか、各種配信チャートでも上位を記録。また、2020年5月4日付のビルボードジャパンストリーミング・チャートで最高位となる10位を記録した。この曲でミュージックステーションにも初出演、日本レコード大賞新人賞にもノミネートされるなど、ヒットを記録。

しかし、その後も曲をコンスタントにリリースするもsnow jamを超えるヒットには至らず。ただヒット後もフリースタイルのMCバトルに積極的に出場するなど、いわゆるアンダーグラウンドの方面(最近のMCバトルはそうでもないかも)でも活躍しており、かなりのヒット曲がありながらもフリースタイルバトル界隈でも活躍をしている数少ないラッパーである。

 

BLOOM VASE


www.youtube.com

彼らに関してはTikTokで2、3曲ヒットを当てているので一発屋と呼べるかはかなり微妙だが、瞬間風速的な部分で挙げさせてもらう。

まず上記の「Bluma to Lunch」はTikTok内で2021年1月頃から流行し始め、ビルボードジャパンが2021年2月22日~2月28日で集計したランキング、"TikTok HOT SONG Weekly Ranking”では首位を記録。これまでに2020年4月に発売されたアルバム『BLOOM iSLAND』収録曲の「CHILDAYS」「Pop Corn」も過去に同チャートにランクインするなど、TikTokで数曲注目を集めていた。 

2021年7月にはBillboard JAPANチャートにおけるストリーミングの累計再生回数が1億回を突破。さらに2021年上半期にTikTokが発表した「TikTok2021上半期トレンド」のミュージック部門を受賞するなど各部門の受賞を総なめ。この年はTikTokを開けば必ずと言っていいほど彼らの曲が流れていた。上記でも触れた3曲はYouTubeのMVの再生回数はすべて1000万回を超えているが、ここ最近リリースの曲では10万回再生前後とかつての勢いはなくなってしまっている。

www.damesyakaijinn1.com

 

【番外編】

Tani yuuki


www.youtube.com

すっかりヒットを量産し、年末の各音楽番組では見ないことはないくらい出演していたTani yuuki。

2020年リリースの「Myra」がTikTokを中心にヒット。その後CMにも起用され、頻繁に流れていたが、その後立て続けにヒットには至らず。

その中でリリースされたのが「W/X/Y」である。リリースから約半年後、TikTokを中心としたSNSでバズり始め、TikTokでの総再生回数が3億回超えている。

2022年には、「Spotify 急上昇チャート 1位」「Spotify TOP 200 デイリー 4位」「Apple Music デイリートップ100 2位」「LINE BGM 月間ランキング 1位」「Billboard JAPANストリーミングソングチャート トップ10入り」など、音楽配信サービスでもチャート上位を席巻した。

また、TikTok2022上半期トレンド大賞のミュージック部門賞を受賞した際、本人はこのことについてこう語っている。

『2020年に「Myra」をTikTokで出した後に一発屋と言われることがありましたが「W/X/Y」がそれを超えて愛してもらえたことの証しが今回の受賞だと思っています』と語っている。

 

まとめ

まず、言えるのは一発当てるだけでも相当凄いという事。

そして共通して言えるのは「みんなが興味を持つ曲」を生み出していることである。

アーティストはそれを何曲も何曲も作るのだから相当の努力をしていることだろう。

上に挙げたアーティスト達が今後どのようなヒットを生み出すのか注目していきたい。

www.damesyakaijinn1.com

www.damesyakaijinn1.com

www.damesyakaijinn1.comwww.damesyakaijinn1.com