超久しぶりの資格取得シリーズ。
というわけで今回も比較的難易度が低いとされる国家資格を取りに行こうシリーズという事で、「ITパスポート」という資格を取ることにした。
しかし、独学といってもさすがにテキストは必要。
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テキストは何冊も必要ではなくこの1冊で十分。
何度も言うがこの1冊以外はいらない!!
ITパスポートとは
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
※ITパスポート公式サイトから引用
というわけである。
一見難しそうな説明であるが、ざっくり言うとITなどの知識を問う入門レベルの試験である。
ITといってもガッツリITというわけでもなく、プログラミングの問題も多いわけではない(何問かは出てくる)
また、上述の通り、ITに関する問題だけではなく、経営に関して問われる問題などもあり、かなり幅広い分野からの出題がある。
自分自身、社会人として5年程の経験があるが、この問題集を見て、よくある企業の新入社員研修は無駄な研修なんかはやらずにこのテキストでいいやん。と思うくらい経営からAIなどの最新技術まで網羅されていた(そこまで深い知識は問われないが、これは抑えておいた方が良いよねみたいな話題が多かった)
あとは暇な大学生なんかは取っておいていいかもしれない。
社会に出る準備期間にはもってこいな資格だし、履歴書やESなどに書く資格欄も1行埋まるのでオススメ。
試験方式
まず受験資格はない。
7,500円という大金を支払えば誰でも受けられる試験である。
また、全国各地いつでもどこでも受けられる試験だが、人気のある試験会場は早い段階で埋まっていることが多いので、早めの計画的な応募をオススメする。
試験形式:CBT方式(コンピュータを使った試験)
※よくあるマークシートではなく、パソコンで回答をする形式である
試験時間:120分
出題数:100問
出題形式:4択問題
合格基準:以下の二つの条件を満たすこと
・全体で60%以上正解
・3つの分野でそれぞれ30%以上合格すること
ストラテジ系分野:30%以上
マネジメント系分野:30%以上
テクノロジ系分野:30%以上
合格率:54.4%(2022年4月~2022年8月)
※大体どの年も50%前後である。国家資格試験としては難易度は高くないが、2人に1人は落ちている計算である。
勉強時間
さて、気になる勉強時間である。
まず、勉強開始が1月16日、試験日が2月22日なので、単純計算で約1か月の勉強期間。
勉強時間はしっかりと記録していないので推定になるが、1月は約1時間ほど。
2月に入ってからは1.5-3時間ほどをほぼ毎日。
もちろんサボった日もあるが、試験前の3日間は焦って5時間くらいやっていた(笑)
焦るのが遅い。。
したがって推定勉強時間は100時間ちょっとである。
よくサイトには100時間から150時間必要とあるが、まあ大体その通りかと。
よく、ネット上には数日勉強しただけで受かったなど言っている人もいるが、あれは例外。それかもともとITに関する知識やプログラミングに関する技術がある人。
それなりに覚えることは多い。
ちなみにSEの知り合いも一夜漬けで取れたなんて言っている人がいたが、一般の人は100時間ほどは確実に必要だと感じた。
何も知識がない学生や社会経験が乏しい人は150時間近く勉強した方がいいのかもしれない。
腐っても国家資格。何回も落ちている人もネット上にはゴロゴロ存在するので、なめてかからずに、100時間ほど勉強しておくのがベターだとは思う。
自頭がいいor容量がいい みたいな人は70時間くらいでいけるかもしれないが。。
勉強方法
勉強方法はまず、テキストを1周。
これはほとんど流し読みに近い感覚で良い。
一応その章の最後にある練習問題までは解いて、解説も読んでおく。
ただ、覚える単語(英語の略語)が多いので、それに関しては赤シートを活用し、重点的に暗記。(ただ、無理に全部覚える必要はない)
2周目
ここからは章の最後についている練習問題を解き、間違えた問題をテキストを見て解説を読む。解説を読んでもピンとこない問題や、自分で整理が必要なものだけをノートにまとめる。(ただ、ノートにまとめることに時間をとられてはいけない。必要なのは頭に知識をぶち込むこと)、テキストに書き込むのももちろんあり。
汚いが自分だけがわかればよい。(笑)
2周目がすべて終わったら、次はテキストからダウンロードできる過去問5年分を解く。
ITパスポートの公式サイトから過去問がダウンロードできるのでそれでもいい。
ちょうど100問あるので試験を想定して2時間でやるのも良し。
ボーダーは6割なので100問中60点取れていれば合格ラインというところだろう。
ここで間違った問題をもう一回テキストで覚え直すorノートにまとめる。
5年くらい問題を解けば大体わからない問題の傾向が見えてくるので、そこをしっかり把握しておくことが大事。
すべて繰り返し解く必要はないが、間違えた問題や類似問題は何回も解いておくことをオススメする。また、それなりに似たような問題が多く出てくる傾向にあるので過去問は確実に解いておく必要がある。
※ちなみに私はダラダラと勉強をしていたので過去問をやり始めたのが試験の5日前とかでした。皆さまは計画的な勉強をオススメします。(笑)
バカが受かるための必勝法
ここが一番大事なとこ。
勉強が嫌い・数字に弱い・とにかく要領が悪い・本当に時間がないという人は必見である。
①プログラミングなどの知識がなく、そのような問題が苦手な人はプログラミングの問題を捨てる。
かなり専門的な分野で、文系の私みたいなアホには理解するのにだいぶ時間を要するためである。出ても数問なので、捨ててもそこまで支障はない。あくまで6割。
もちろん時間がたっぷりある方は勉強しておくに越したことはない。
②次に計算問題を理解するのは一番最後で良い。
特に数字にアレルギーがある人間は上記同様、計算問題を理解するのに時間がかかってしまう。計算問題もどの問題が出るのかわからないので、まずはよく出る用語などそちらの理解・暗記を優先することをオススメする。
③理想としてはプログラミング・計算問題抜きで6割以上のマインド
数字にアレルギーがある人にはこの方法をオススメする。
私はとにかくアホなので、計算問題のやり方を覚えたところで数字が変わってしまうと知識が0にリセットされる。
計算問題はあくまでおまけという精神でやった方がいいかもしれない。その代わりそれ以外はきっちり点数をとろう。
もちろん試験の時も計算問題は一番最後に後回し!
④問題を解いて覚える
一番必要なのはこれ。
テキストを読み込むのも大事だが、過去問やテキストについてる問題を解くという方法。実際これが一番頭に残るし、わからない箇所や苦手分野が明確になりやすい。
また、用語問題は大体似たような文言で出題されるので、慣れという意味でも一番手っ取り早い。
⑤テキストに書かれてない問題が出てもびっくりしない
過去問や試験を解いていく中で、これが結構あった。
自分のような"アホ"はこういうので精神をやられて涙してしまう場合が多いのだが、大きく3つに分けるとよく読めば実は正解できる優しい問題、消去法で解ける問題、ほんとに何言ってんだ問題の3つである。最後に該当する場合、実は100問中8問は今後出題する問題を評価するために使われるだけで採点はされないそう。つまり92問での評価となるので、集中力を切らさずに動じない事。
⑥広く浅く
一般的に難易度が低いと言われているが、テキストはコロコロコミックくらい分厚い(笑)
しかし、あくまで入門的な試験なのでそこまで深い知識は問われない。
用語のキーワードを覚えておけば点数は取れる。テキストと過去問を解いておけばその傾向は掴めるはず。「用語を何も見ずに完璧に説明できる」必要は全くないのである。
結果
ちなみにこの試験、試験が終わった瞬間に採点がされるという、落ちた人にとっては地獄のようなシステムである。(笑)
その場で合否がわかってしまうのである(正式な合格発表は後日)
ホントに手応えがなかったので、他の人が早々に終わり試験会場から退出していく中120分をフルに使い、自信のない問題は何度も見直しに使った。
ブドウ糖を多量摂取していたため、集中力はなんとか保った(笑)
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こうして、僕はなんとか合格したのである。
あんなに偉そうに語っておいて超ギリギリじゃねえかよ!という意見は一旦置いておいてほしい(笑)
合格は合格である。しかも一発!
バカが比較的短期間の勉強で受かったのだから誉めてほしい。
ちなみに、正式な合格発表は約1か月後。
しっかりと僕の番号が記載されていました(どれだよ)
※Wi-Fiのパスワードではありません
合格証書が届くのは約2か月後である(遥か先の事で忘れてしまいそうですが、忘れていなかったらこのブログにアップします!)
そのへんはITやら最新技術を駆使してなんとかならないのであろうか。。
【追記】↓合格証書が届きました!