久しぶりの音楽ブログシリーズ。こういうのもやっているのでね↓
女性アイドルグループのミュージックステーションの出演は意外にも難しいものであり、そこを目標に掲げるアイドルも多い。
かつては2000年代のモーニング娘。2010年代のAKB48、ももいろクローバーZ、などのアイドルたちは新しいシングルを出すたびにMステに出演していたが、最近は乃木坂46などの坂道系グループやK-POPアイドルが出演するぐらいである。
そこで考えたのが、
・モーニング娘。などのハロー!プロジェクト系
・秋元康系(48G、坂道G、ラストアイドルなど(指原プロデュース系も含む))
・比較的出演が多かったももいろクローバーZ
・韓国系アイドル(TWICE、IVE、aespaなど)
・オーディション番組系アイドル(NiziUなど)
2010年以降、これらのアイドルグループ↑以外でMステに出演したことがあるアイドルグループはどのくらいいるのか調べてみることにした。
まず一番出演が多かったのはBiSH。初出演は2017年12月。
その年に発売された2ndシングル「プロミスザスター」を披露。
そこから約2年間、間は空いてしまったが2023年6月29日に解散するまで計8回出演をしている。
番組内ではアメトークのBiSH芸人とコラボ出演であったり、解散前出演時もメドレーを披露するなどアイドルの中では比較的いい扱いをされていたほうなのではないだろうか。
なお、BiSH解散後もメンバーのアイナ・ジ・エンドはソロ歌手として出演している。
所属事務所のWACKはBiSH以外にも様々なアイドルグループが所属しているが、BiSH以外のグループはMステ出演には至ってない。
ももいろクローバーZの事務所、スターダストプロモーションに所属している私立恵比寿中学の出演回数は計4回。初出演は2015年2月「金八DANCE MUSIC」を披露。
こちらの楽曲は”Mステに出たい”という願望を歌っている楽曲であり、念願かなう形でMステに出演することとなった。
その際、当時メンバーであった廣田あいかがタモリさんに特徴的な声をイジられるなどかなりインパクトのある出演であり、同月に2回出演し、また、その影響からか廣田は電車好きとしてタモリが司会をするタモリ倶楽部の鉄道回にも単独で出演している。
しかし、2017年を最後に私立恵比寿中学はMステ出演から遠ざかっており、同事務所からも新しく出演するアイドルは出てきていない。。
次に複数回出演しているグループとして挙げられるのはでんぱ組.incである。
出演回数は合計2回。2015年6月に13thシングル「おつかれサマー!」で初出演。
この前年は武道館公演、この年は代々木第一体育館で2万人を動員、全国ホールツアー成功などとかなり勢いに乗っている時期であった。
しかし、同年の10月のハロウィン回のMステにしれっと出演したのを最後にMステ出演からは遠ざかっている。
私立恵比寿中学、でんぱ組に共通して言えるのは当時と現在でだいぶメンバーが違っているということ。Mステ出演ができるくらい売れていてもメンバーの入れ替わりは激しく、当時を知るメンバーは数名しか残っていないというのが現実である。
そして2025年、でんぱ組.inが解散を迎える中、最後に出演はできるのだろうか。
少しさかのぼるとベイビーレイズが「暦の上ではディセンバー」で2013年に1回出演している。
同曲はNHKの連続テレビドラマ小説「あまちゃん」の劇中で架空のアイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」が歌っているもの。
実際の歌唱はベイビーレイズと劇中でアメ女メンバーの成田りな役で出演する声優の水瀬いのりの6名であるが、ベイビーレイズVer.としてシングル化された。
※ベイビーレイズはドラマには出演しておらず、あくまで歌唱要員であった。
グループにとって初のオリコントップ10入りするなど、一気に知名度を上げる結果となったが、Mステ出演はこの1回限りとなった。
その後ベイビーレイズはベイビーレイズJAPANに改名したのち、2018年に解散している。
2023年、2024年で初出演したグループは「新しい学校のリーダーズ」と「FRUITS ZIPPER」。どちらにも共通しているのはTikTokからのヒットである。
新しい学校のリーダーズは、2023年に流行した「オトナブルー」は首振りダンスがTikTokで話題を呼びヒットを記録。2023年4月の初出演から計4回出演しており、そのうち3回「オトナブルー」を披露している。
FRUITS ZIPPERは2024年2月に初出演。
TikTokで流行中の「わたしの一番かわいいところ」と「ハピチョコ」を披露。
ここから出演回数を増やすことはできるのだろうか。
紹介したグループ一覧と出演回数は以下の通りである。
・BiSH 8回
・私立恵比寿中学4回
・新しい学校のリーダーズ4回
・でんぱ組.inc 2回
・ベイビーレイズ1回
・FRUITS ZIPPER 1回
BiSHも新しい学校のリーダーズもアイドルというよりかはなんかまた別の表現があるような気がする(BiSHのキャッチコピーは楽器を持たないパンクバンド)が、アイドルのくくりとして今回はカウント。
※日本最大級のアイドルフェス TOKYO iDOL FESに両グループとも出演経験あり
そう考えるとFRUITS ZIPPERはかなり王道アイドルといえる。
ゴールデンタイムの音楽番組が立て続けに終了していく中、ミュージックステーションは放送回数は減ったものの、いまだ生き残っており、出演を目標としているアーティストは多い。
今回は女性アイドルにフューチャーしたが、今後新たに出演するアイドルは現れるのだろうか。どんなヒットが生まれるのだろうか。注目して見ていきたい。