以前、似たようなシリーズをやっていたのだが、今回はそのリライト版。
ポプラグループについてまとめてみました。
現在コンビニの店舗数は大手3社(セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン)がほとんどを占め、そこにイオングループのミニストップ、北海道をメインに展開しているセイコーマート、山崎製パングループのデイリーヤマザキが続いている状況である。
↑現在、業界第5位の店舗数のセイコーマート
そんな中、過去上位に食い込んでいたポプラが現在店舗数を減らしており、業界第13位の順位となっている(2024年現在)。
現在、ポプラグループのコンビニは下記の通り。
・ポプラ
・生活彩家
・スリーエイト
・くらしハウス
ポプラは広島をメインに中国地方に多く展開、くらしハウスは関西をメインに展開していたため、地域柄すべてのコンビニにピンとくる人は少ないかもしれない。
そして問題の店舗数である。
現在ポプラが60店舗、生活彩家は104店舗、スリーエイトは現在2店舗であるものの1店閉店予定のため1店舗、くらしハウスも1店舗と全体的に店舗数を減らしてしまっているのが現状である。※2024年4月現在の店舗数
ポプラ
ポプラグループの大元。
最盛期は約500店舗程展開されており、数年前までは都内でも頻繁に見かけて印象だが、現在は数を減らし残りは60店舗程となってしまっている。
しかし、ポプラの名物であるお弁当、通称:ポプ弁(買ったらその場でご飯をよそってもらえて大盛りが無料のサービスがある)はまだまだ健在で根強い人気がある。
生活彩家
↑こちらの田端4丁目店。惜しまれつつも2023年10月で閉店。
もともとは高島屋系列のコンビニ。1998年にポプラに買収された。
現在、生活彩家はポプラの店舗数を超えて104店舗展開中。
しかしながら出店はほとんどが、病院や大学などの施設内の店舗のため、上記のような路面店舗はごくわずかとなっている。
現在、調べる限り路面店は神田東店(東京都)とチョコットももち店(福岡県)の2店舗のみである。
↓ホテル内にある生活彩家 新宿京王プラザホテル店
スリーエイト
黄色い看板が目印のこちらのコンビニ。
当時はヒロマルチェーンという母体が運営しており、1997年には392店舗展開していたが、2003年にポプラグループに買収された。
こちらも数年前までは都内でボチボチ見かけた印象だが、近年ではめっきり見かけなくなってしまった。
そして店舗数は2024年4月の船橋行田店(千葉県)の閉店に伴い、残りは↑写真の永福北口店(東京都)の1店舗のみとなる。
↑こちらは太陽がまぶしい在りし日の船橋行田店(2023年秋ごろ撮影)
ちなみに、スリーエイトとは別にヒロマルチェーンと記載されて現在も看板が残っている店舗(スリーエイトと看板がほとんど同じ)が何店舗か存在する。どうやらこちらはもともとはポプラに買収されたためポプラグループという扱いであったが、現在はポプラグループに所属しておらず、個人経営で運営している店舗がほとんどであると考えられる。
くらしハウス
このかわいらしいキャラクターが外観のくらしハウスも残り1店舗となっている。
もともとは株式会社ジャイロが運営しており、関西を中心に展開するチェーンだったが、2001年にポプラにより買収。最盛期は70店舗ほどとそこまで店舗数は多くなかったようだが、さらに店舗数を減らし、現在は残り1店舗である。当時は関西メインの出店であったが、現在残っているのは千葉県市川市にある相之川いまい店のみある。
【番外編】
マイチャミー
エフジーマイチャミー株式会社が運営していたが、1997年に上述のヒロマルチェーンに買収→2003年にポプラグループに買収という流れである。
現在、マイチャミーとしての営業は行っておらず、ポプラグループにも存在していないことになっているが、現在も看板が残っている店舗が複数存在している。
また、看板が外れて個人の酒屋として営業している店もあり、非常に興味深い状況になっている。
いかがでしたでしょうか?
ポプラグループもかつては買収を繰り返しており、いろいろなコンビニを吸収し勢力を拡大していました。しかし、現在はローソン(正しくはローソン山陰)と合併をした関係で、ポプラ単体の勢力やその他ポプラグループの勢力失いかけているのが現状です。
しかし、今後ポプラは店舗を増やしていく動きもあるそうなので、かつてのように勢力を取り戻していくかもしれません。
今後の動きに注目です!
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