皆様は覚えているだろうか??
「コロちゃんのコロッケ屋!」というコロッケ屋さんを。
「コロちゃんのコロッケ屋!」とは
チェーン運営の本部はコロちゃん株式会社。
設立は2000年。フランチャイズ加盟料の低さと初期投資の低さから急激に店舗数を拡大し、全国に700店舗以上出店するなど、2000年代初期に一気に勢力を伸ばしていった。
今の30代以上の方はよく食べていたなんて方も多いのではないでしょうか。
店内には
フライヤー・ホットショーケース・冷凍庫を設置し、本部は各店舗に冷凍食品のコロッケや植物油などを供給し、利益を上げるというシステムであった。
店舗にはパソコンやレジも置かず、携帯電話で売り上げ計算から、在庫の受注発注を行うという当時にしてはかなり珍しい方式であった。
各店舗の建物は簡易建築や、極端に狭い店舗(原宿店は1.5坪)が多かったが、他にも建物内のテナントなど様々で、「コロちゃんカー」と称する軽トラックによる移動販売車の店舗などもあり、概して小面積の店舗で客の目の前でコロッケを揚げて販売するというスタイルであった。
海外にも店舗を展開し、バーガー屋などの違う形態の店もオープン。
経営は順調かと思われていたが2007年8月、チェーン本部であるコロちゃん株式会社が約25億円の負債を抱えて名古屋地裁に自己破産を申請し経営破綻。
TBSなどテレビの特集がされていた矢先の出来事であった。
小売価格で1個50円から200円程度までの低価格のコロッケ類を主力商品とした薄利多売という販売モデルを取っていたが、商品単価と利益率が低すぎたことでフランチャイズ店の経営が成り立たないことが多く、短期間での閉店や脱退が目立ったという。
そもそも50円のコロッケから生まれる利益は10円程度で、1,000個(1人×5個×200人)売っても1万円しか売上げが見込めないこと、本部から仕入れる材料費やロイヤルティーを差し引くと、オーナーは1日中働いても手取りは時給400円分×時間数程度にしかならないことなど、当時ネット上にはさまざまなオーナー側の悪評が渦巻いていたらしい。。
また、惣菜やレジ横のホットスナックに力を入れ始めたコンビニなどとの競争激化、コロッケの値上げの影響や個人消費の低迷の影響で売り上げが低迷したことなどが要因で、直営店は約50店舗、フランチャイズ店は約200店舗程度まで減少していた。
その後、破産を申請したことにより、ほとんどの店舗が閉店に追い込まれてしまう。
そんな中、看板はそのままで個人経営として店を残している店舗もわずかながら存在している。あまりにも店舗数が減ってしまったことから、よくネット上ではなくなった。などと言われているが、調べてみたところ八王子市に2店舗、栃木県真岡市、福岡県那珂川市などにも店舗が残っており、5店舗ほどは存在しているとみられる。(俺調べ)
残り2店舗と書いてあるそれっぽい記事もあったが、あれは完全なデタラメな記事である。
今回も恒例の潜入企画。
千葉県の船橋市で店舗があるとの情報を得たので実際に行ってみることにした。
新京成電鉄 高根公団駅より徒歩1分ほど
あった。。
かわいらしいマスコットキャラクターのコロちゃんがお出迎え。
※もちろんお店の撮影許可はいただいております。
↑なんかこういうのも珍しい気がする。
しかし、コロちゃんの口がデカすぎる(笑)
肝心のメニューを見てみると。。
たくさんの揚げ物たちがお出迎え。
種類の豊富さがすごい。。
そして物価が上昇しまくりのこの時代にコロッケが70円!
大手コンビニでもこのくらいの値段で買えることもあったが、ここ最近は100円ほどで売られていることを考えるとかなり安い。
なんとそれだけではなく、パンも売っている↓
今回はノーマルなコロちゃんコロッケを注文。
できたてほくほく。見えづらいかもしれないが牛肉もしっかり入っている。
そしてコロッケパンも注文!
パンもその場で挟んでソースをかけてくれる。
コロッケはもちろん、パンも美味い!
かなり種類があったので迷ってしまったが、別のメニューも食べたくなった。
いかがでしたでしょうか。
こういう昔ながらのコロッケ屋さんなどはだいぶ減った気がしますが、こんなに安くコロッケが買えるのは学生たちや若者にはかなりありがたいですし、メニューの種類も豊富なので主婦の方にも需要がありそうな気がします。
こういうお店が生き残っているのはうれしいですし、まだまだ元気に営業しててもらいたいですね。
皆様も近く立ち寄りの際はぜひ足を運んでみてください!
【お店の情報】
コロちゃんコロッケ屋 高根公団店
住所:千葉県船橋市高根台1-6-2
アクセス:新京成電鉄 高根公団駅 徒歩1分
定休日:日曜日