昔、百貨店の屋上に多数存在していた屋上遊園地もほとんどが消え、今や数える程度になってしまった。
百貨店の屋上から遊園地が姿を消し始めたのは、70年代後半から80年代にかけて。
街にゲームセンターやその他娯楽施設が増えたことも大きな理由だろう。
また、70年代前半に百貨店火災が相次ぎ、防災上の規制が強化されたことも、大型遊具の設置を困難にした理由の一つである。
そんな中、都内で唯一、屋上遊園地があり、観覧車が残っている東急プラザ蒲田の屋上にある「かまたえん」に今回潜入してみた。
こちらの「かまたえん」
カラフルな小さいかわいらしい観覧車がこの遊園地のシンボルである。
スタートは1968年。
当初は「屋上プラザランド」という名前で営業開始。
最初の観覧車は「お城の観覧車」と名付けられ、1968年~1989年の21年間稼働。
その後、二代目はグレ太の観覧車 フラワーホイール」と名付けられ、長年親しまれてきたが2014年、東急プラザのリニューアル工事により、かまたえんは一時閉鎖の危機を迎えてしまう。
そんな中、復活を望む多くの声が寄せられた結果、存続が決定。
三代目の観覧車は「幸せの観覧車」と名付けられ、今現在も親しまれている。
高さは約13m。
ちなみに日本で一番高い観覧車は大阪にあるEXPO CITYのOSAKA WHEELと名付けられた観覧車。こちらは高さが123mと幸せの観覧車と100m以上の差がある。
4人乗りのゴンドラが9台あり、赤、青、黄、緑…などのレインボーカラーで彩られている。
料金は1周300円。
こちらの券売機でチケットを買うことができる。
ちなみに乗ろうか迷ったが、20代男性が1人で小さい観覧車に乗るのもなんだか恥ずかしかったので今回は乗らないことにした(笑)
ちなみに景色はよく、天気がいい時には富士山も見えるらしい。
↓こちらにはしっかり歴史が書かれていた。
芝生のスペースは机とイスが置いてあり、ひと休みしたい方にもぴったり!
数日前には雪が降っていたので、雪が少し残っている。
ゴミじゃないですよ(笑)
これはこれである意味珍しい写真かもしれない。。
いかがでしたでしょうか??
こんなに元気な「かまたえん」が閉園の危機を迎えていたなんて知らなかったです。
お客さんの声を大切にしているようで、その姿勢にはリスペクトです。
いやー復活できて良かった◎
しかし、全国で屋上遊園地がある場所も残りわずか。将来的にはもしかしたらすべてなくなってしまうものなのかもしれません。
まさに絶滅危惧種!
皆さんも近くに寄った際は是非見てみてください。
「かまたえん」
住所:東京都大田区西蒲田7-69-1 東急プラザ蒲田 屋上
営業時間:10:00~18:00(冬季12月1日~2月末日は、10:00~17:00)
アクセス:東急多摩川線・池上線「蒲田駅」直結 出口すぐ
JR京浜東北線「蒲田駅」南出口から徒歩1分