どうやら全国各地でスーパーの閉店が相次いでいるらしい。。
今回はその事情について詳しく調べてみることにした。
兵庫のスーパーといえばトーホーストアだが...
株式会社トーホーストアHPより
業務用食品卸のトーホーが兵庫県で展開しているスーパー。
2023年10月、「トーホーストア」として兵庫県内で現在29店舗を展開する食品スーパーについて、16店舗を2025年1月までに閉店すると発表した。
残る13店舗は、岐阜県の「バローホールディングス(HD)」子会社3社に譲渡し、一部はV-ドラッグなどのドラッグストアに転換する。トーホーは約60年間続けたスーパー事業から撤退することとなった。
主な原因としては、競争の激化、設備の老朽化に対して採算が見込めない事、本業の業務用食品の卸売業に専念することなどが挙げられている。
トーホーストアは近いうちに見納めとなりそうである。
突然の閉店!?
大阪、京都で4店舗を運営していたスーパー「ツジトミ」が2022年10月1日に突如全店閉店。ネット上には、1日以降のチラシも掲載されており、突然の閉店だった。
店舗の前には「多額の債務を負担しており、事業の継続が不可能な状態となり、本日をもって事業を廃止することになりました」との張り紙があり、資金繰りが限界に達したため、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになった。同年11月破産を申請。
どうやらこのスーパー、独自の電子マネーがあったようで、突然の閉店により、その残高が戻って来ず。。
独自の電子マネー、、怖すぎる。大きい会社がやっている電子マネーならいいんだけどな。W〇ONとか。
また、地域によっては他にスーパーがなく、ここを頼りにしていた高齢者たちが買い物難民に陥るケースも発生していた。
しかし、跡地には再度スーパーが建っているケースも確認されている。
淀店(京都府京都市)→業務スーパー
茨木店(大阪府茨木市)→フレンドマート スマート茨木サニータウン店
※フレンドマートとは関西地区ではお馴染みの平和堂系列のスーパー
昔、明治パン系列のコンビニでフレンドマートがありましたね。
JA系スーパーも
鳥取県東部で営業していたJA系スーパー「トスク」は2023年9月30日に全店閉店。
55年の歴史の幕を閉じた。
トスクは、他スーパーやドラッグストアとの競合もあり、厳しい経営状況が続いており、同年4月の総代会で、経営会社の解散と残りの全9店舗の閉店方針を決めた。
こちらも上記のような買い物難民が出てくる可能性が懸念されていたが、跡地に関しては鳥取でスーパーを展開する「エスマート」へ引き継ぐ店舗、その他交渉中とされている店舗もある。こちらは生き残ることができるのだろうか。。
また、その他JA系スーパーでは「エーコープ」(Aコープ/A-COOP)が相次いで閉店している。鳥取西部では2023年~24年にかけて全4店舗がすべて閉店。
鳥取県はかなり大変だな。。
その他エーコープは北海道や岐阜県でも閉店が相次いでいるという。
地震の影響大きく。。
富山県射水市にあるスーパー「カモン食品館」が2024年1月26日で閉店。
運営する新湊商業開発によると、近隣店との競合や人口減少に伴う市場縮小、電気代高騰などによる業績低迷に加え、能登半島地震の発生を受けた売り上げ減少で資金繰りが悪化した。
なお、運営する新湊商業開発と関係会社のワタヤホームは1月26日までに事業を停止し、自己破産の申請の準備に入ったことがわかった。
広島の老舗
広島県に展開していたスーパーの三谷屋。
1858年創業とかなり歴史のあるスーパーであったが、近年閉店が相次いでいた。
最大で5店舗まで店舗数を伸ばしていたが、最後の店舗である本店のパオ店が2024年2月6日に閉店。これによりすべての店舗が閉店。
なお、三谷屋も自己破産の申請の準備に入る模様。
いかがでしたでしょうか。
地域密着型のスーパー(特にその地域にあまりスーパーがない場合)が閉店すると使用している高齢者などが立地の問題等で困っている印象を受けました。
また、高齢者たちの憩いの場のような存在として地域の皆が顔を合わせられる場所としてもスーパーは重大な役割を果たしている場合もあるのだなと思いました。
しかし、その地域の過疎化、他のディスカウントの参入、ネットスーパーの普及、建物自体の老朽化など様々な要因で閉店せざるを得ない状況になってしまっています。
基本、当ブログは関東メインですが、今回は関東以外の情報を取り上げてみました。
他にも知っている情報やこれらのスーパーに関する思い出、新たな閉店情報があればお気軽にご連絡ください!
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