先日も西友の閉店のニュースが流れてきた。
西友 小手指店(埼玉県所沢市)が2023年10月31日をもって閉店。
昨年くらいから徐々に西友の閉店のニュースを耳にするようになり、2023年に入ってもその勢いは止まらず。。
みんな大好き西友(SEIYU)。
西友は東京都に本社を置くスーパーマーケットで、北海道から九州まで300店舗以上展開している、日本のモンスタースーパーマーケットである。
そんなスーパーマーケットが閉店ラッシュへと追い込まれてしまっている。。
下記が今年に入っての西友閉店店舗である。
-2023年以降 西友閉店店舗(俺調べ)-
3月31日 つくば竹園店(茨城県つくば市)
5月2日 赤羽店(東京都北区)
10月31日 小手指店(埼玉県所沢市)
11月2日 豊田店(東京都日野市)
11月15日 上福岡店(埼玉県ふじみ野市)
2024年
3月14日 富谷店(宮城県富谷市)
北海道・九州から撤退
イオン北海道は、スーパーの西友が運営する北海道内の9店舗すべてを2024年10月に買収すると発表。買収金額は170億円。これにより10月以降はイオン系列の店として営業を行う予定で北海道内から西友の店舗はなくなるとのこと。
また、西友が九州地方で展開している「サニー」に関しても今後は広島に本社を置くスーパーの「イズミ」に売却する模様。こちらの売却額は非開示としている。
閉店理由
なぜ西友は閉店してしまう店舗が増えているのだろうか?
西友は2022年11月18日、今後5年間で1000億円を投資すると発表。ネットスーパーなどのデジタル領域や新規出店、売り場改装などに投資するとしている。
西友は2021年に大久保恒夫社長の就任後、2025年に「食品スーパーで業界ナンバーワン」「ネットスーパーで業界ナンバーワン」を目指す中期経営計画を策定。中期経営計画ではネットスーパーの売上高を1000億円以上にする方針を明らかにしている。
デジタル領域に加えて新規出店や既存店の改修、IT(情報技術)人材のトレーニングにも資金を回すとのこと。さらには「持たない経営」を実践して、さらなる投資資金を創出すると発表。
どうやら大赤字で倒産!というわけではなく、経営計画の中でデジタル領域の新たなシステム開発に向けての準備、首都圏に関してはリニューアルへ向けた準備期間のため一時閉店という店舗がほとんどのようである。
また、北海道、九州に関しては売却をし、今後は本州をメインにターゲットを絞っていくようである。
このような大型の店舗が多くあるスーパーも生き残りをかけてこのような改革を行っていく姿勢は素晴らしい。
再オープン?
上記で述べたように一度閉店した店舗はリニューアル予定の店舗が多いそうだ。
今年閉店した店舗のリニューアルの有無について調べてみた。
・つくば竹園店(茨城県つくば市)
→西友広報によると、店舗戦略を見直す中で、営業のトレンドや競合店など周辺環境を検討し、今後の業績改善の見込みが低いと判断したためとのこと。
したがってこちらの店舗はリニューアルの可能性はかなり低そうである。
・赤羽店(東京都北区)
→取り壊し後、高層マンション建設。テナントに西友が入る予定。
・小手指店(埼玉県所沢市)
→リニューアルオープン予定との情報
・ 豊田店(東京都日野市)
→リニューアル予定の情報は掴めず
・上福岡店(埼玉県ふじみ野市)
→リニューアル予定の情報は掴めず
【その他主なリニューアル情報】
・2022年1月閉店 烏山店(東京都世田谷区)
→こちらは2024年1月18日に商業施設ホリバタテラスの1F・2Fにリニューアルオープン。
・2022年11月閉店 御器所店(愛知県名古屋市)
→こちらは2026年12月に高層マンションの1Fにリニューアルオープンが決定している。
こりゃかなり先だな。。(笑)
・2021年11月閉店 高田馬場店(東京都新宿区)
→ビル建て替えの後、2024年1月25日にリニューアルオープン
どうやら今後は閉店する店舗の不動産を売却して、そこにテナントとして入る形をとることが多くなりそうですね。これがいわゆる「持たない経営」という事なのだろうか。
まとめ
閉店の情報が多くびっくりしましたが、本州に関しては今後西友が見られなくなるという事ではなく、安心しました。
気になる跡地の情報など今後の西友の閉店情報・リニューアル情報あれば教えてください!